子供のための親子セラピーとは
子供のための親子セラピーとは
《理学気功》は今日まで、お子さんのココロとカラダについてのご相談や、お母さん自身のココロとカラダについての施術に取り組んできました。
親子セラピーは
子供たちのために
私たちはそう思ってスタートさせました。
相談に見えるお母さんの心配は
子供たちだったからです。
しかし、
親子セラピーは
お母さんのために・・・と、
今は思っています。
と言うのも、どう見ても
お母さんが心配で子供が連れて来てくれた。
と、感じざるを得ないのです。
子供にとっての名医はお母さん
お母さんにとっての名医は子供なのです。
ママのお膝で遊んだまま ボクも一緒にママを診てあげる
ボク弟ができたよ! ヽ(^0^)ノコンニチハ初めまして
最近では産後もすぐに職場へ復帰する方も多い中、まだまだ女性の育児負担は大きいのが現状です。
子供が小学生に上がるころは仕事を持つお母さんは一気に増えます。
この頃には、子供は家庭と学校という二種類のコミュニケーションを学ぶ時期でもあり気持ちも大変デリケートで、自分の気持ちを言葉にして伝えることが難しくなることもあります。そのためにお母さんが寄り添ってあげることが必要なのですが、お母さんはとにかく忙しいのです。
仕事と育児を両立するお母さん達の中には
お子さんより先に出勤する方もいらっしゃいます。
子供が登校したかどうかもわからず、学校からの連絡で遅刻の多さを知り、ハッとした。と、言うお母さんもいます。夕飯を一人で済ませる子供もいます。熱を出して学校を早退し、お母さんの帰宅まで、家で一人でぐったりしていたことがある子供もいます。
そのひとつひとつに対処しきれない責任が、ほぼお母さんにかかって
来てしまいます。
そんなお母さん達の退職理由の多くは、
子供のため
仕事は好きだが、家庭との両立で自分がボロボロになってもう無理だと思った。
と言う理由が圧倒的です。
退職しても余裕のないお母さん達はたくさんいらっしゃいます。
ずっと突っ走ってきたお母さん達は退職すると、
仕事モードが抜けられず、やっと得られた時間を猛烈に埋めていこうとする傾向があります。その矛先がお子さんになるケースもあれば、ご主人や子供の生活態度が気になることで小言が増え、コミュニケーションが悪化することも。
今まで以上にお子さんと一緒にいる時間が増えることで、コミニュケーションの取り方に戸惑いを覚える方もいらっしゃいます。
子供は子供なりにひとりで対処してきたことも多いはず、
ですから、子供も戸惑いがあります。
退職後、家庭では仕事のように評価されない。と、満たされない自分と葛藤する姿をよく目にします。また、子供とゆったり向き合える自分を取り戻したいという苦悩もありますし、退職後も仕事で苦しかった事を思い出したりもしてとても不安定になります。辛かった事がココロの傷になっていることもあります。せっかく得たキャリアを捨てた事を今になっても後悔している方もいます。
それほどに両立は大変なのことです。
へたをすると、退職したのはあなたのせい。と子供責めたりしかねない。そんなケースも少なくありません。
子供の気持ちをコントロール出来ないことがストレスと考えたります。
お子さんも混乱してしまいます。
コントロールではありません。コミニュケーションの再生です。
親子をゆっくり作り直すのです。
今こそお母さんが元の自分に戻る努力をしなくてはなりません。
そのために親子セラピーがあるのです。
次にアトピーを例に親子セラピーを解説します
乳幼児の重度のアトピーやアレルギーで苦しんでいるお母さんたち。
原因不明の症状や病気、多動、夜泣き、疳の虫(かんのむし)、知的遅滞などの症状で悩むお母さんたち。
家庭で一人育児の重圧を背負い、育児ノイローゼに悩むお母さんも少なくありません。
泣き叫ぶ子供の声にこちらまで叫びたくなる・・
こんな時はもう・・子供もお母さんも必死です。
理学気功が、そうしたお母さんやお子さんの治療経過を見守る中で、すべてに感じられたのが、
「母子(特に乳幼児)は出産後も無意識の領域を通して、心身ともに完全なるつながりのもとで成り立っているはずである」
という説でした。
例えば、
生まれたばかりの赤ちゃんであるにも関わらず、なぜ、ひどい症状や病気が現れるのでしょう。
それは、お母さんのカラダに溜まったココロとカラダの毒が【 へその緒 】を通じて、赤ちゃんのカラダに入っていったためです。
ですから、出産後にお母さんの体調が良くなった。
という事例をよく聞かれると思います。
これは、
赤ちゃんという存在がこの世に生まれてくること自体、『母親の毒を無条件に引き受ける』という法則を、既に受け入れていることになります。
お母さん自身がその法則を受け入れられた時、子供という小さな存在が、より神々しく、大きな存在に思えてくるはずです。
お母さんが自分を責めることはありません。
無条件に引き受ける=無償の愛
なのですから。
そして無償の愛はいろんなサインがあります。
とても幼い乳幼児のお子さんでも、お母さんが笑顔でいるかどうかは五感で感じているもの。
だから離れた場所にいても
・泣いたり
・笑ったり
・手足をバタバタさせたり
まだおしゃべりが出来ない代わりのサインで、一生懸命気持ちを伝えて、お母さんを笑顔にしようとします。必死です。
それを受け止めるママだって必死です。
かけっこやお絵かきが出来るくらいのお子さんであれば、いつもお母さんにカッコいいところを見せたくて頑張ります。
速く走るとママが喜ぶ。
だから足が多少痛くても頑張って練習します。
お人形の絵が好きだけど、ママはお花の絵を描くと上手と言ってくれる
だからたくさんお花を描きます。
ご飯をたくさん食べるとママが褒めてくれる。
だからお代わりをします。
ますます活発になるお子さんのパワーを全部受け止めようと必死なママ
そして
ママの笑顔が見たくて必死なボク
こうした親子のやり取りは、普通の光景のようですが、子供は無意識のうちにママを優先していることが多い上に、まだ『ココロの負担』という表現を持ち合わせていません。
目に見えないどこかで、コミュニケーションのバランスが微妙にブレて、お互いに本当の気持ちが表せなくなることが心配です。
いつから知らないうちにこんな癖が・・
と言ったケースも多く、子供たちのちょっとしたしぐさや症状が進んでカラダの不調となる場合があります。
この変化こそがお母さんへの『毒だし』のサインです。
子供が頑張る先にはお母さんがいる。
ですから、お子さんについてのご相談を頂いたとしても、お子さんのみを診ていくのではなく、あくまで『母と子を一体』として、親子で治療をする方が遥かに早く治ります。
子供たちが頑張る先にいつもいるお母さんの原因がはっきりするとお子さんは自然と落ち着いて来るから不思議です。
「子供にとっての名医はお母さん」
であると言えます。
無償の愛を前提に
子供はいつでもお母さんの笑顔が見たくて頑張っています。
この事実に則して、母子ともに自然で安心した状態で、子供たちの施術を有効で効率的に行うために、『理学気功』の《親子セラピー》をスタートさせました。
このように、お母さん自身が《 子供たちに対しての気づき 》を感じられることは、時として奇跡と思える効果を生み出します。そしてこれらの事実は、子供たちのどんな症状に対しても共通しているということも、親子セラピーを通して理解して頂けると思います。
施術はどんなスタイルでもOKなんです
やっと歩き始めたお子さんや、少々多動的要素のある子供たちが、施術台の上でおとなしく寝ていられるわけもありません。
その点は予め承知していますので、ご安心くださいね。
お子さんの状況によって
・親子でベットに寝て頂いたり
・抱っこしたまま椅子に座って頂いたり
・お子さんがお母さんの側に来て遊んだまま
の状態でも効果的な施術が可能です。
お母さん、ひとりで抱え込まず、一緒に考えていきましょう。
施術の時間が母子ともに共有する、リラックスした空間となり、改めてコミュニケーションを創造する場になっていくはずです。
母子が共有している《 気 》を通しての施術は、それほどに身近で自然なものなのです。だらこそ、いくつもの臨床例を目の当たりにして、『理学気功』の《 親子セラピー 》の有効性をお母さんたちに提案したいと感じています。